001 去る5月23日(月)、新宿都庁前の「希膳房」において、恒例の関東地区日野高校同窓会が、今年4月に赴任された日野高校の永野智之校長、生田秀正同窓会長のご出席と40名を越す会員の参加で開催されました。

 
開会の辞として、関東における同窓会活動の中心となる金持会(かもちかい)の柱本要会長から会員を代表して永野校長と生田同窓会長への歓迎の挨拶がありました。

次いで、永野智之校長から学校の現状と今後の学校運営方針についてお話をいただきました。その後、同窓会員を代表して上村正明氏の乾杯の音頭により、日野高校と同窓会の一層の発展と関係者の健勝を祈念して、一同杯を上げました。

更に、生田同窓会長より、同窓会の最近の活動について話がありました。 そして、2時間にわたって日野高校へのエール、同窓会の活動への意見交換、歓談が賑やかに続きました。


発言をいただいた方々の発言要旨は下記の通りであります。


柱本要金持会会長

002 永野校長、生田会長にはご多忙の中、ご出席いただき感謝申し上げる。永野新校長は、かつて日野産高で長く教鞭を執られたこともあり、日野郡の実情は周知であろうが、当時とは過疎化、少子化等々も進み、高校の存廃すら言われる厳しい状況下での学校運営へのご尽力に対し感謝する。

 我々、根雨高校、日野産高の同窓生としては、優れた教育実績のある永野校長をお迎えできて、喜び、大いに期待している。

 日野高校は郡内唯一の高校であり、子弟の教育、地域振興のために絶対必要な存在である。既に百年に迫る伝統、歴史を持ち、多くの有能な人材を輩出し、地域各界のリーダーとして活躍されている。今後も地域の特性にたった教育を深め、発展させていただくことを念じ、新校長歓迎の挨拶とする。

 

 

 

永野校長

003 日野郡内の少子化は深刻であり、日野高校もその影響で生徒数の減少が当面の最大の課題である。が、目下、県内のみならず県外にも学校の特長と運営方針を説明し、新入生を勧誘すべく計画を進めている。学校運営の方針としては、小規模ながら、小回りの聞く、スピード感のある学校としての特徴を生かしたユニークでキラリと光る運営を目指している。

 また、普通教育と専門教育の両立という総合学科の特長を生かし、進学への注力は勿論だが、農業、商業、など専門分野にも力を入れて地域に根差す人材の育成に努めたい。

 更に、学科の充実に併せ、既に実績のあるソフトテニス、射撃、郷土芸能などの部活動にも力を入れ、一層人間性を重視した教育を指向する。同窓会の皆さんには今後とも暖かく見守り、応援いただきたい。

 

生田会長

004 2020年、日野高校は根雨高校と日野産高との統合20周年を迎えることになり、学校は記念行事を計画している。

 時を同じくして、日野高校の前進の「日野郡立農林学校」と「根雨町立根雨実科高等女学校」が創立されてから開設100周年を迎えることになる。その間、同窓生は2万人を超す。目下、同窓会に準備委員会を立ち上げ、100周年記念の準備に入った。関西地区の同窓会も3年前に一本化され、協力をお願いしている。是非とも、関東地区の同窓会からも支援と協力をお願いしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

リポーター:杉山 晃

(根雨高校・昭和33年3月卒業・普通科第10回生・日野町根雨出身・横浜市在住)